シンガポールで通訳

シンガポールの電力

シンガポールのエネルギー源は?

シンガポールは石油、天然ガス、石炭といった天然資源がない国なんです。近隣のマレーシアやインドネシアにはあるので天然資源ありそうなのに。

天然資源のない国シンガポールで発電用燃料として使われているのが天然ガスです。そしてこの割合なんと全体の約95%にもなります。シンガポールは天然ガスを主にパイプラインを通してマレーシア、インドネシアから輸入しています。パイプラインを通して輸入している割合はなんと約70%。

About 95 per cent of Singapore’s electricity is currently generated using natural gas, up from just 26 per cent back in 2001, when oil was the preferred fuel.

Energy Market Authorityのサイトから

翻訳してみましょう。

「2001年に発電用燃料として最も用いられていたのが石油だった。その当時、天然ガスの使用は全体のわずか26%だったのだが、現在、電気の生産に天然ガスが用いられる割合は約95%にも及ぶ。」

天然ガスの方が石油と比べて環境に優しいということで割合を引き上げていったのでしょうか。

LNGはどこに保管してあるの?

街中にタンク見ませんよね。どこにタンクあるのだろうと思っていたら、一般の人は入れないジュロン島の中に貯蔵タンクがあるようです。

The Singapore LNG terminal began operations in May 2013 with two storage tanks, a jetty and throughput capacity of 3.5 million tonnes per annum (Mtpa).

Energy Market Authorityのサイトから

LNG貯蔵タンク2基、桟橋を有したシンガポールLNGターミナルが2013年5月に稼働を開始した。年間のLNG処理能力は350万トン。

 シンガポールの今後

シンガポールは2つ目のLNGターミナル建設に向けて動き出しています。

これにより、マレーシアとインドネシアに頼り過ぎない天然ガスの調達が可能になるのではないかなと思います。

また、シンガポールは地理的有利性を活かして、今後LNGのアジアのハブになっていきたいという構想もあるようです。

これからのシンガポールの発展期待しています。